●シフトレバー・コントロール・シートの自作
SJ10,20シリーズのシフトはロッドを介したリモコンシフト。その曖昧なフィールは「コンニャクシフト」として親しまれてきた。そんな愛らしい機構も、年月が経てば色褪せ、不具合も出るもの。今回は出先でバックにシフト不能。レバー付け根で支えているシフトレバーコントロールシートが崩れ落ち、レバーが押し込めない(この手のジムニーはレバーを押し込んでRにシフトする)。早速発注。前期と後期で部品が異なるのは知っていた。しかしながらミッションを換装した際に、レバーごと移植したのを忘れていた。再発注。そのまま交換するのもなんなので、自作してみる。
これが、シート。右が後期、左が前期。当然、後期モノのほうがシフトフィールが良い。レバーごと移植すれば多少の改善にはなる。
前期 28115−64001 490円
後期 28115−78001 660円
ついでに換えましょう ダストブーツ(ゴム板で自作可)
28136−58001 420円
用意したのは「自由樹脂」ダイセルクラフト35g入り350円。東急ハンズで購入可。プラリペアより安い。熱湯にこの粒々をドボン。するとデロデロに溶けて自由に成型できる。
美点は、また熱湯に浸けると再成型可能だということ。一回これで作ってしまえば、二度と購入する必要もなければ欠品も怖くない。実際にレバー部で型をとり、成型していく。硬化時に若干縮むので、何度か挑戦する。当然だが熱湯は熱い。
おおまかな形が出来上がったら、実際に机上で作動させてみる。動きが渋いようなら削る。スコスコならやり直し。あまりシビアにクリアランスをとりすぎると、押し込んだ後に戻らなくなる。絶妙の形状を探す。後から盛るとそこから割れるので、一体成型しなくてはならない。それにしても貧乏臭い。
早速装着。問題なし。耐久性もOK。35gで二個製作できます。純正部品が一個490〜660円に対し175円。しかも半永久保障(?)暇な貴方はチャレンジしてみては?